朝の山手線で見てしまった。

疲れきっている人々を。

そんな無気力な面々を見ていると

ふと我にかえり自分も同じように見えているのかと

少し怖くなった。

けれども考えてみれば、それぞれが

それぞれの持ち場(仕事場)に着いたとき

輝き始める可能性もある。

はたして真相は。

ちょっとシリアスに始まった本日。

昨日に引き続き本について書いてみたい。

「リトル・バイ・リトル」島本理生

彼女の作品もこれがはじめてだった。

年下ということで複雑な心境。

どんな文章を書けてしまうのか期待と緊張。

たんたんとしていた。

心理描写が細かかった。

主人公を勝手に島本さんと重ねてしまった。

こんな会話をするのかなという会話がアジ。

周とふみの関係はちょっと羨ましい。

そしてあとがき。

「大変なときにこそ笑っているべきだと、

笑うこと以上に人間を裕福にできるものはない」

この文章を読んで宮藤は笑ってみた。

彼女があえて「あとがき」で書くということは

彼女も笑えない人が多いことを知っているのだ。

最近、腹の底から笑ったことがありますか。

大変なときに腹の底から笑うことは困難。

けれども、せめてちょっと口の端をあげてみたい。




コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索